2010年8月5日木曜日

第1092回MS@相模原市

平成22年7月31日 午前6:30~ 
於:ホテルセンチュリー相模大野
参加者数:27社28名
テーマ:バリ島の日本人大富豪の教え
講話者:ホープフルモンスター株式会社
代表取締役 黒岩将 (クロイワ・ショウ)氏

黒岩さんは大学院在学中。2年前に会社を作りました。流行の大学発ベンチャーでした。しかし、1年目の年商はわずか29万円、社内トラブルにより、400万円の損害賠償金を請求される中、やけっぱちでバリ島に旅行に行ったら、日本から渡航して16年で巨万の富を築いた元暴走族の日本人の富豪と出会います。
黒岩さんの両親は大学教授で、自分も勉強し続ければ幸せになれるといわれてきたが、国立大学の大学院に身を移してみて、高学歴といわれる方の収入状況を見て驚いた。そこで、富豪に「どうして金持ちになれないのか?」と聞いたら、「大学では本当に大切なことを教えてもらえないからだ」との答え。そこに衝撃を受けて、一度日本に戻った後で、バリ島に渡って彼の教えを乞うことにした。昨年の3月のことでした。
そこで教わった事は「金持ちになりたいといっているうちは金持ちになれない、自分は他人に孝行した結果、今がある」ということでした。自分のダムにカネを貯めるだけではだめで、いきなりカルデラ湖を作って、どんどん下に流して他人を幸せにしないと金持ちにはなれない、ともいわれました。
たまたま富豪の知り合いに倫理を学ぶ方がいて、万人幸福の栞に触れた際に、富豪の教えと一致していたことに驚き、講話をする機会をいただいている。自分が悪い人と付き合わないためには、能力以前にモラルがあるか、不義理(してもらったことに恩を感じない、お礼のない)人とは絶対付き合ってはいけない、と言
われた。だが、例えそういう相手であっても自分自身がそうしたモラルや義理を尽くしていないと、実践していないことになる。
富豪はこうも語ったそうです。「おまえは理系の博士課程なのだから、いつも白衣を着ろ」と。そこで、本の宣伝を書き込んだ白衣を着て、どこにでも行くようになった。こんな奇天烈な格好で日本中を回る中で、1割の人が自分を受け入れてくれた。金持ちに受けが良い。大成功者は好奇心が強く、どんなものにも興味を示す。子供の頃のような好奇心が持ち続けられるから成功している。こういう感覚はマイノリティではあるが、そうした成功者に近寄ることで、成功を引き寄せられる。こんな朝の早い時間に時間に起きてきて勉強している人達も、同じようなマイノリティかもしれない。



バリ島には、どんな家でも仏壇があり、悪いことをすれば罰があたると考えられている。だから犯罪率が低い。現代の合理性や利益を追求する社会では、仏壇に手を合わせても何もならないという「論理」だけで物事を考えてしまう。だが、神様に感謝できる人は、親兄弟やその他すべてのものに感謝できるようになる。これも万人幸福の栞に載っていることである。命に限りがあると思えば、時間を大切にできる。生きていることが有難い、呼吸ができることが有難い、と思えるようになれば、もっと頑張ろうと…という心理に至る。こうした事が人の縁を生んでいき、年商35倍を計上し今尚伸び続けている。富豪と出会ってから7年振りに先祖の墓参りにも行けるようになった。
物事はスピードが大事だ、それがないと何もつかめない、と教わった。これも栞に載っている「即行即止」である。会社が大変な時にバリ島に行くことを止めた人も多かった。危ない人だから近づくなとも言われた。だが、ちょっとの冒険で人と出会えるチャンスを掴めば、何かが変わる可能性がある。また、日本では大経営者は車から降りてこないが、新興国など、上場企業が少ない国にいくと、その辺に世界級の資産を持った八百屋の大将のような親分がごろごろいる。剣道も学問も、昔から、人から学ぶものだった。経営も成功哲学も同じで、成功している人間から直接学ぶのが良いと思う。そのチャンスは、日常のちょっとした脱線から手にすればつかめるかもしれない。

1 件のコメント:

  1. 聞きたかったです。
    みんなでバリに行って教えを請いましょう。

    返信削除