2009年11月28日土曜日

第1059回MS@相模原市



平成21年11月28日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

テーマ 売れる人と売れない人の決定的な違いとは

講話者 株式会社ファミリースマイル 成田 直人 氏









会員スピーチは鈴木章仁相談役。

杖を持たずに歩いて、こうして皆さまの前で話せるようになった。とても有難い。

外から見ると元に戻ったように見えるが、口の中の麻痺が残っている状態である。病を超えていく努力をしている。他人を変えるには自分から変えるには自分から…というが、71年間でできてきたものを壊していくことに挑戦している。身体はともかく、心だけでも変えていきたい。



講話者は株式会社ファミリースマイルの成田直人氏。

売れる人と売れない人は、考え方から違うといいます。学生時代にABCマートでアルバイトの販売員になったばかりの頃は、自分も売れない販売員だったそうです。「会社で販売量トップになる」と面接で啖呵を切って入ったものの、思いと行動が一致させられずに悩んでいた時に、たまたま同じ商況施設に働いていた母親の「あなたは人の役に立っていないから売れない」という一言で目覚めたそうです。



売るために自分のタイミングだけで声を掛けるのではなく、目の前の人に徹底的に尽くすことを心がける。具体的には、お客様の動きをよく観察してから、お客様が共感するまで、(売りたいモノ・サービスを使っているシーンを想像しながら)相手を知るための質問を繰り返すことで、本当のニーズと信頼をつかめるといいます。



ここまで販売を突き詰められたのは、父親の借金のために小さい頃から苦労していた母親からの「あなたが生きているだけで幸せ」という言葉を聞いて、母親のために何かできないか、という気持ちになれたからだそうです。とはいえ、そうした気持ちが大学に入って少しゆるみ、売れないことに悩む中で、先ほどの一言を聞いて、自分が本当に変われたそうです。それ以降はアルバイトを週6日入れて、休日は一流のシューズショップを回り、徹底的に真似れるところを真似たそうです。こうした経験は売るモノが靴からパソコンに変わっても活かせるもので、お客様とのコミュニケーションの「質」と「量」の深さを増していくことで、売上の3割輪リピート客と紹介客で固めることができたそうです。「~が欲しい」ではなくて「成田さんから買いたい」というお客をどのくらい持てるかが大切なのだとか。




2009年11月21日土曜日

第1058回MS@相模原市



平成21年11月21日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者:小滝会計 代表・埼玉県倫理法人会事務長 小滝 敏郎 氏 テーマ:倫理入門編



吉野さんと板橋会長







これは何…



会員スピーチは小林俊介幹事。何とも形容しがたい営業ツールを回しながらのスピーチでした。最近は「アル中(チュ)ハイマー」で、飲むと(物事を)すぐ忘れてしまうとか。

年末年始で飲む機会も多いですから、気をつけたいところですね。



小滝氏



小滝さんは、倫理の他にも税理士会などで役員を務めています。それゆえに「小滝さんはいつ仕事をしているのですか?」と聞かれるとか。朝起きの実践のおかげで、大抵の場合は朝6時に仕事をはじめて、10時までには片付ける。10時になるとスタッフが出勤してくるので、後を任せて自分は飛び出していくそうです。



倫理入門編ということで、万人幸福の栞をひもときながら、普段の実践をベースにしたお話となりました。



1.小さい実践の積み重ね

信号待ちにも倫理…誰も見ていなくても信号を守る。「誰も見ていないから」は×

時間にも倫理…時間ピッタリに客先へ行くことで、信頼を作る。10分遅れて「大丈夫ですか」と聞かれるようになれば、時間が正確との信頼に

印鑑にも倫理…安い法人実印で欠けたままの方に「代えた方が」というと「たいしたことない」との回答。その方は数ヶ月後、会社を潰してしまった

居酒屋にも倫理…どんな立場(バイトの店員とも)仲良くして、基礎的な人間関係を作ることで、何か得るものがあるはず

クルマにも倫理…イギリスでは愛車にニックネームをつける習慣がある。これはクルマを大事にしている証拠で、実際に事故率は低いのだとか



2.逆転の発想 心が優先

触らぬ神にたたり無しの倫理…日本古来の考え方が基本。宮中某重大事件も「慈しみの心を対峙にすること」で解決を見た

赤塚不二雄氏にも倫理…「それでいいのだ」には、“存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れること”それで影の世界から解放されて、その場・その場が異様に明るく感じられる。



3.倫理と道徳の違い

どうぞ座って下さいと喜んで、心を込めて席を譲る…倫理

世の中の規範・義務だから席を譲る…道徳

道徳の上を行くのが倫理で、これからも皆さまと学んでいきたい。



竹尾さんと高瀬さん



連絡事項は竹尾副専任幹事です。

昨日の経営者の集いの報告(参加者32名でした)

29日のミカン狩りについて(現在23名、あと22名は大丈夫です)

来月19日は忘年会(かつまさ)、再来月21日は初釜(堀内邸)があります。



本日の参加者は27名でした。

 


2009年11月14日土曜日

第1057回MS@相模原市



平成21年11月14日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 (株)横浜催眠心理オフィス 代表取締役 大滝 たもつ 氏(鎌倉市倫理法人会幹事)

テーマ 万病のストレスから心と身体を守るプロの催眠心理技法







会員スピーチは石井幹事でした。



催眠療法は、西洋では医療行為と切り離せない存在となっていますが、日本ではまだ「宗教じゃないの」と聞かれることも多く、うさんくさく見られている向きもあるとか。



大滝さんの著作「トラウマ力」は、“人に生きる勇気を与える本”として注目を集めているそうです。本の中で“せっかく”受けたトラウマをプラスに活かしていこうという生き方をお勧めになっています。



催眠療法との出会いは、大学でカウンセリングを学ぶ中での「絶望」にあったそうです。カウンセリングは「聞く」ことがメインで、こちらから問いかけることができない。これで本当に人は救えるのか、と師事していた先生に聞いたが、明確な答えがもらえず、何か違うものがないかと思っていたところで、催眠療法と出会うことができたそうです。

とはいえ、催眠療法には実力以外の要素が必要なのだそうで、見た目が若かった(大学卒業時に高卒程度にしか見えなかった)自分のところに患者さんが来て「さあ、心をすべて開いてください」といわれても、本心を開帳する訳がない。そこで、ある年齢になるまでは催眠を「封印」して、自宅の2階で学習塾を開くことにしました。そこで気がついたのは、「簡単なことを難しくいうのはやさしいが、その逆が難しい」ということに、叔父の言葉から気がつかされたそうです。



欧米では、催眠にかからない人はメジャーになれないといわれています。自分に意識して催眠を掛けることで、潜在能力を発揮させることができるのだそうです。究極の催眠は「完全催眠」といわれる『今から催眠にかけますよ』とはいわずに掛けていくのだそうです。潜在意識が「偽物か本物か区別が付かない」ことを活かしているといいます。逆にいうと「イメージ」が湧かせられないと、全く利かないものでもあるとか。



ストレスは「圧迫感」を示す物理用語が語源です。したがって、「(圧迫感の元を)出す」ことが解決策となります。カラオケで発散するのも解決方法の1つですが、我慢しながら歌う(出す)のでは、精神的なストレスは解決しないそうです。肉体の疲れと精神の疲れは違うので、自分を守るための身体の自然な働きも、実は精神の疲れを取るため(泣くことや(身体的な原因によらない)嘔吐・下痢も然り)なので、それらを抑えないことが大切だそうです。



催眠療法は特殊なものではなく、一家に一人できる人がいてよいといいます。より高次元なことをできる(する必要がある)我々のようなプロは存在価値があるのだといいます。



良いものを広げようと思っても「間に合ってます」といわれてしまう。そういう時に理念を持って理想の高い人のいるところにいけば拡がるはずで、そういう場所が倫理だったと大滝さんはいいます。



出席者数は30名でした。




2009年11月7日土曜日

第1056回MS@相模原市



平成21年11月7日(土) 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講師 社団法人倫理研究所 普及事業部 企画室 津隈 亮二 研究員

テーマ 己を磨く四つの“カン”



会場の様子







最初は荻原保典相談役の会員スピーチです。

長い倫理歴を持つ荻原さんですが、皆さんの前でお話されるのは久しぶりと思います。世の中に迷惑を掛けることなく、後に事業を残していきたい…とお話されていました。



荻原さんと津隈さん

荻原相談役(左)と津隈研究員(右)



今回のテーマである「己を磨く四つの“カン”」は、津隈氏自身が「自分を変えるための実践」として自ら取り組んでいることだそうです。



観察の「観」

心にテーマ(目的意識)を持って物事をしっかり「観る」。

目的意識を持って取り組むことで、気づきが起こり、自分が変わる。

自分の実践でいうと、会った方と握手をして、良いところを3つ見つけていくことで、生理的にイヤな人がいなくなった。逆に「イヤな点」を見てしまうと、不足・不満の元となる。

「相手をよく知る」ためには、知ること・見ることが大切で、「万人幸福の栞」にあるように、「信じる」が知ることで前提であって、「信は動いて愛となる」。

表面に惑わされず自他共に成長していくための礎が「信」であり、先入観を持たずに相手を「観て」いくことが大切であると、雑誌「致知」の例からご紹介いただきました。



感性の「感」

感性は創造性の元。「雪が溶けた」から連想すると「春が来る」「雪が溶ける」…といろいろとイメージできる。倫理の定番フレーズである「打つ手は無限」も、感性がないと、先入観にとらわれた狭い選択肢しか浮かばず、物事が解決していかない。

感性を鈍くするのは「当たり前」になること。やってもらって当然と考え、感謝を忘れると感性は鈍っていく。感謝を忘れないために自分自身が取り組んでいくことが重要。



…ここまでで「残り3分」となってしまったので、残りは簡潔に。



ゆとりの「閑」

自分自身と向き合う時間を持ち続けると、人が成長するために必要な「ゆとり」が育まれる。



完遂の「完」

何事も最後までやりぬくこと。MSでのメリハリのある拍手も「完」の実践である。



大石事務長と小林教利幹事

連絡事項の中でイブニングのご案内/大石事務長(左)と小林教利幹事(右)



イブニングのご連絡

最後の相模原市制記念日(11月20日)に実施するので、1人でも多くの方をお連れください。



ミカン狩りと忘年会のご連絡

ミカン狩り 11月29日 バス予約のため、出欠だけは早めにご連絡ください。

忘年会   12月19日 19時~、会費は5,000円です。ご予定のほどよろしくお願いします。



出席者数は「26社31名」でした。




2009年11月4日水曜日

第1055回MS@相模原市



平成21年10月31日 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 アイリス歯科医院 院長 若生美智代氏

テーマ 安全安心な医療提供

パワポでプレゼンされる若生さん







最初は、吉原洋子さんの会員スピーチです。



吉原さん



事業部制を取り入れて事業が順調に拡大していた頃、オーナーの自分のいうことを聞かない経理担当がいた。どうしたものかと個人指導を受けたところ、「あなたがいけない、謝りなさい」といわれた。

その時は何で私が…とカチンと来ていたが、今思えば、当時は生徒が増えてきて自惚れていた。もし「いうことを聞きなさい」とやっていたら、皆に反対されて孤立していたかも…倫理に助けてもらえて幸せとのお話でした。



若生さん



若生さんは茨城のご出身。由野台中、山手学院高校を経て、国家試験合格率90%台という北海道当別町にある東日本学園大学(現:北海道医療大学)歯学部に通いました。

卒業後は数カ所の大学病院や歯科医院の勤務を経て、昨年「アイリス歯科医院」を開業されました。アイリスはギリシャ語で「虹」を意味する言葉で、病から健康への掛け橋になれれば…という思いで名づけたそうです。加えて「患者さんの多種多様なニーズへの対応」も「7色の虹」で示しているとか。



医院名の由来



歯科医院で安全・安心な治療が実現するためには、歯を治すだけでなく、全身疾患の一環として歯科治療に取り組むことが欠かせません。そのため、若生さんは研修医になる際に「口腔外科」を選択、横浜労災病院や鶴見大学で口腔外科に在籍されたそうです。

歯科治療ではデリケートな口腔部を扱う上、治療中の出血がつきもので、院内感染のリスクは避けられません。しかも、患者さんがB型肝炎に罹っているか…と検査もできない以上、「全員感染している…」との前提でリスク管理をせざるを得ません。そこで、アイリス歯科医院では、徹底した消毒・滅菌など「目に見える安全・安心への取り組み」を実践しているそうです。



歯科医院を選ぶコツ



ご紹介いただいた「歯科医院を選ぶコツ」は、↑の3ポイントです。

1.続けて通わないと治療は完結しないのは当然ですね。痛くなくなったら通うのをやめたそこのあなた、要注意ですよ!

2.歯科医院の軒数がコンビニよりも多い中、差別化を図るために最新の医療技術を競って取り入れる傾向があります。しかし、本当に最新の技術が患者さんに合っているのでしょうか。

自分(医師)の興味のために患者さんをテストベッドにしている方もいるそうで、患者さんの話をキチンと受け止めて、本当に「必要な」治療を「希望通り」施してくれる医院がベスト。

人間同士の相性が合わないと、いうまでもなく悲惨なことになってしまいます。「話をしっかり聞いてくれる」かどうかが大切です。

3.感染対策については、先に述べたとおりです。「スタッフも含めて全員グローブをしているか」「器具は清潔か(滅菌されていると分かればベスト)」「赤い唾液(出血している)を見過さないか」などがチェックポイントです。



倫理との出会い



倫理との出会いは、職場の教養でした。開業医勤務時代に目にして「これは良い」と思ったそうです。最近までは当会会員が「月中に」「1冊だけ」持ってきてくれるものをスタッフ全員で読んでいたそうです、何とか「タイムリーに」「全員分」をもらいたいと入会を決意したそうです。倫理を通じてスタッフと共に、多種多様な患者さんのニーズへの対応に不可欠な「すべての人を受け止める人間力」を学びたいと語っていました。