2010年2月27日土曜日

第1071回MS@相模原市

平成22年2月27日 午前6:30~7:30
於:ホテルセンチュリー相模大野 出席者:37社41名
テーマ:聞いて得する! 音楽の持つ力と使い方
    ~感情豊かに日々を過ごす~
講話者:トルヴェールアート代表
    鎌倉市倫理法人会幹事 酒井良祥氏

【会長挨拶】
心を大きく変えて、明るく活力が高まれば、環境が変わり、運命が変わる。
一人一人が主役なので、自分一人の変化がみんなを変えていく力になる。
自分もより一層学んでいきたい。

【酒井さんの講話】
北海道興部町の出身。人口5,000人未満で、乳牛の方が数が多い町である。
11歳でギターを習い始め、20歳でアメリカに留学した。現在はプロのギタリストととして、またギターレッスンに力を入れている。ギターレッスンというと、ギターの弾き方を習うことが目的のように思えるが、より本質的な狙いは、コミュニケーションを深めて、その人の生活を良く引き出し、豊かにしていくことにある。
ある子供のレッスン生がいる。学校では殆ど話さず(話せず)、先生とも筆談でやりとりしている子だが、レッスン生と先生という立場の中で、「この曲イイよね」とYes・Noで答えられるレベルの質問をキッカケに、少しずつ話ができるようになっている例がある。また、引きこもりの中学生で、家ではネットワークゲームばかりやっている子がいるが、そんな子でもギターレッスンだけは行っているので、何とか続けさせたい、という親御さんの願いを聞いた。その子と音楽の話をキッカケに、ゲームの話につなげて、さらには「ちょっと外で遊ばない?」とコミュニケーションしていくことで、考え方が変わってくた。自ら「身体がなまっているので、運動したいと思ってます…」と言い出すように、考え方すら変えることができる。

アメリカに行った際は、来るはずの迎えはいなくて、じゃあ大学に行けば、と向かうと春休みで閉まっている…なんてハプニングが続いていた。くよくよしていても仕方ないので、街でギターをつま弾いていたら、たまたま日本人が見かけてくれて、3日ほどお世話になったこともあった。

音楽には感情を左右する力がある。明るい音、暗い音…こんな短い旋律でも心が動く、逆にいえば感情のコントロールができる。こういう気持ちで聞こう、と目的を持って聞くことで、一層効果的に感情を操れるのではないか。音楽といわず、特定の音でも良いので、日常の仕事や生活に取り入れていただくと、華やいだ気分を演出できる。ギターだけでも良いし、ギターとバイオリン(鎌倉市倫理法人会の皆川会長の実娘はバイオリニスト)といった組み合わせでも十分でだと思う。

自分は鎌倉市は立ち上げ時から参加していたが、会場入りは7時過ぎ…という劣等会員だった。そこに実姉(先々週の講話者である齊藤理恵さん)を講師で呼んだところ、たちどころに入会して熱心に活動しはじめた。お姉さんは凄いなぁと眺めていたら、高村専任幹事(相模原市の会員だったこともある方ですね)から「MS委員になって」と言われて、ようやく朝起きできるようになった。そうした中で会歌の「夢限りなく」にある『人の喜び、わが喜びに』に共感できている。コンサートやイベントで「良かったよ」といってもらえることに、とても喜びを感じ、充実感を持てている。

最近は、単なる演奏会だけでなく、デザートを持ち寄ってみんなで食べるパーティなどのイベントも手がけている。こうしたイベントはレッスン生の親御さんに喜べてもらっていて、さまざまな人を巻き込んで喜んでもらうことが自分の喜びだと感じている。こうしたキッカケをもらえたのも、倫理との縁をいただいたおかげだと思う。学ぶだけでなく「人を喜ばせる実践」することが、自分に充実感や喜びを与えてくれることにつながっている。一例として「ありがとう」といい続けることで、自分にいいことが起きている。

【今日の演奏曲目】
・愛のロマンス(映画「禁じられた遊び」メインテーマ)
・Too Beautifil to sing(仮称)~倫理法人会MSのための曲
・Tango en skai(邦題「なめし革のタンゴ」)

2010年2月20日土曜日

第1070回MS@相模原市

平成22年2月20日 午前6:30~7:30
於:ホテルセンチュリー相模大野 出席者:41名
テーマ:飛び込みを制するもの、営業を制す
講話者:大同生命渋谷支社第2営業課 舩津知穂氏

長崎県出身の舩津さんは、平成10年に大同生命に入社しました。2人の子供たちを育てるため、自分の力で成長したい、そのためには一人前の営業になろう、との想いを抱いて、営業活動を始めます。しかし、入社して6カ月間、契約ゼロが続きました。入社以来だったらしく、周りから心配されていたとか。

最初の2カ月はひたすら挨拶の練習です。心を込めた挨拶ができるようになるために必要な過程でした。
3カ月を過ぎる頃になると、教員をやっていて「先生」と呼ばれた高慢な心がなくなったように思えました。
4カ月経つと、10人いた同期が3人辞めていました。一方で他の5人は着々と成績をあげていて、焦りが募る一方でした。
5カ月目には課長が「契約の話があるから行ってごらん」と言われましたが、「自分の力で獲る」と断ってしまいました。
その夜、帰宅すると「しまった」と思い、またそのために生活への不安を感じました。子供がいなければ…と子供を恨み、軟膏を塗り込む時につい八つ当たりしてしまった。
すると、子供たちがただならぬ様子に気づいて「疲れているのにごめんね」といったそうです。その「ごめんね」という言葉を聞いて、子供たちの存在の大切さに気づいた。その後、入社したときの課長の話を思い出しました。「営業マンは熱意×行動力×知識」だと。
「君の九州から子供を抱えて出てきた熱意は3、すぐに飛び出す行動力も3。でも知識がゼロ。足し算なら1ずつしか増えないけれど、勉強して知識を付ければ倍々ゲームで増えていくよ」。

飲食可の公民館でアポを取りにくい昼の時間に勉強することにしました。自宅から持参したおにぎりを食べながら状況設定をして、状況ができたらトイレに入って、手鏡を見ながら一人ロールプレイングをする…ということを毎日続けます。
こうしたロープレを鏡で見ることで、内観することができた。相手を値踏みする目線、相手の話を聴かずにたたみかける話し方、これでは獲れないなと気づきました。

相手の話を良く聴き、質問を待って答えていく。話すときはゆっくりと。質問も事前に準備する…ということを実践し続けた頃、「断っても良いので話を聴いてくれ」と見込客のところを回れるようになった。
7カ月経って1件獲れた。そのお客さまから「やっと舩津さんの言っていることが分かった」と。

その頃から今まで続けているのは、お世話になっている(税務)法人会の会員増強のお手伝通じて、ビジネスの和を広げることだとか。
2年前から飛び込みで獲ることは非常に難しくなったが、ビジネスの悩みを聞き、お互いに力づけ合う人の輪からご紹介をいただいている。これからも自分の元気を自分にかかわる皆さまに分けていくことを使命として頑張っていきたいと、元気に語られていました。

2010年2月13日土曜日

第1069回MS@相模原市

平成22年2月13日 午前6:30~7:30 於:ホテルセンチュリー相模大野
テーマ:実践 身体からのメッセージを受け取る方法 出席者:42名
講話者:鎌倉市倫理法人会副事務長・フロムアース代表の齊藤理恵(さいとうまさえ)氏


今回は、身体は多くのメッセージを伝えていること、言葉・心と体はつながっていること、そして自分でもできる手軽なメッセージの受け取り方、についてお話ししたい。身体に触れることを通じて、夫婦親子で愛和できて、健康も保てるものなので、是非ご家庭でも試してほしい。

齊藤さんがリフレクソロジーに興味を持ったのは高校生の時。テレビで好きな大相撲を見ていて、綴山親方と井筒親方が施術を受けて「痛い」という。それを見て「胃が痛いのですね」と分かる事を見て、何と人間の身体は神秘的なのだと感心した。そうした勉強を専門的にしたいと22歳でスクールの門を叩き、その後はスクールが運営するサロンでリフレクソロジーを手がけます。
その後、洞爺湖のウィンザーホテルに移って、単なる施術者を超え、ビジネスとしてヒーリングに携わるようになった。結婚して神奈川に出てきてからは、リフレ業界の不動産仲介も手がけるようになった。そうしたサロンは女性が夢を持ってスタートさせるが、四六時中仕事で辛くなって手放してしまう方が多いのも現実である。そうした顧客がついたサロン事業譲渡の仲介や居抜き物件の紹介も手がけている。そんな動きを見ている中で、せっかくやってきたのに残念なことにならないためのビジネスモデルを形にしたいと考えて、フロムアースという看板を掲げて出張型で施術を手がけることからスタートした。

リフレや癒しがブームになったのは、自分が始めた1999年頃で、「法の華三法行」と間違われたり、あるいは「リハビリ」と間違われたりしていたといいます。そうした忙しい日々の中で、1日8~10人の足を見続けていた中で、手相ならぬ「足相」があることに気づいた。足相が分かるようになったことで、イケメンの男の子でも足相を見ると「好きになってはいけない」と分かるようにもなったそうです。そんなことに気づくのは自分だけだと思っていたが、そうしたことが記された専門書も出ており、ウソではないのだなと感じ、安心した。
倫理との出会いは2年前に鎌倉で講話したことにある。4歳下の弟が鎌倉市の立ち上げにかかわっていた事もあって、講話者として呼ばれたのがキッカケで入会した。入会したことで朝起き型に生活が変わったとか。

リフレクソロジーが学問として確立したのは15世紀と言われている。当時は麻酔がなく、手術時には大変な痛みを伴っていたのだが、患者さんが痛みをこらえるため、手のひら足の裏を角に押し付けていたのを耳鼻咽喉科医が不思議に思って研究を重ねた。だが、エジプトの古代壁画の中にも足もみをしている絵があることから考えると、より以前から使われていたと考えられている。
リフレクソロジーは“全身の臓器や器官が身体の一部分に反射投影されている”という意味の「リフレックス」と、“学問”という意味の「ロジー」を合わせた、直訳すると“反射学”という意味の造語です。左右両方の足裏には身体全体のエネルギーの流れが反射投影されている10本のラインがあると考えられている。そこを刺激してエネルギーの通りを良くすることで、自然治癒力が高まり、身体改善が改善する効果がある。

今回紹介する方法を、自宅で楽な姿勢でやってほしい。

親指=頭/寝不足、考え事で疲れているにはブチブチが出る
中指の付け根=目(左足は左目、右足は右目)
親指の付け根=首
足の甲(母支球の裏)=肋骨
土踏まず=胃/さわってブチブチとしたり、痛かった時は何かがあるサイン
かかと=腰/体重を掛けながら押すと良い
土踏まずの対面=腎臓/二日酔いに効く

角質が溜まっているところは、悪いことをカバーしようとしている動きなので、そうした部分は要注意。
足は丁寧に洗って上げて、しっかり見つめて欲しい。

指で押してあげた方が力は伝わるが、拳を使う方法もある。
自分でやるとついつい手加減してしまうので、2人で互いにやりあった方が効果的。
指の回し方はネジと一緒で、右に回すと締まり、左に回すと緩むのがコツ。
施術後は水分をしっかり取って、水で流して「老廃物を流して」ほしい。

第1068回MS@相模原市

平成22年2月6日 午前6:30~7:30 於:ホテルセンチュリー相模大野
テーマ:幸福の条件 出席者:31社33名
講話者:倫理研究所法人局参事 中嶌武夫氏(株式会社メルセデスベンツ中央会長)



会員スピーチは、舟木久さん。今回富士研でセミナー受講した際に、喫煙場所が建物の外になったため、寒くて億劫なのでタバコを止める決心がついたとのこと。
昨年もお見せいただきましたが、中嶌さんは朝3時に起床、入浴、呼吸法(正心調息法)、タワシ健康法を実戦した後、写経をされています。今朝の分で23,319回目。30,000回を目標に、あと7年元気で生きたいと語る84歳の中嶌さんは、いつも通り講師卓を離れて会場の中央に進み、熱弁をふるいます。
ネガティブな考え方はネガティブなものを呼び寄せてしまう。だから陰口をいうならば「褒める」陰口をいうようにしているそうです。おカネに関しても同じで、使われてしまってはダメ。積極的に使うことで、最終的にいろいろなものが回ってくる。「仕事は忙しい人に頼め」ではないが、仕事がある人は結果として元気でいられる。
人生に偶然はなくて、会うべき人に会うのは偶然ではなくて、必然なのだ、と中嶌さんは語ります。菜根譚にある「6分の侠気と4分の熱」で人と接することが幸福でいられる条件のようです。

2010年2月3日水曜日

第1067回MS@相模原市

本日は、講師は株式会社ニッコー代表取締役で神奈川県倫理法人会相談役(先々代県会長)の山﨑貞雄氏、テーマ「すべてこれがよい」でした。26社28名の方にお聞きいただきました。
豆腐屋の息子として生まれた山﨑さんは、豆腐組合長との出会いで親の仕事が喜ばれていたことを知ります。そうした中で19歳の若さにして農水省の機関であった(現在は独立行政法人)農業総合研究所に派遣され、研究開発に没頭しました。研究所勤務の傍ら通った学校を卒業するにあたって、研究所から紀文を就職先として紹介され、25歳の春に入社しました。
紀文でもよい出会いがありました。さまざまな試作品を試食する際に、どんなものでも「これは売れるよ」といってくれる上司がいたそうです。あるいは「失敗したって潰れはしないから思い切ってやれ」とも。こんな「すべてを受け容れた」言葉があったからこと、次はもっとよいものを作ろう…と「希望に燃えて」しゃにむに頑張れたそうで、その努力が「豆乳市場の確立」という形で結実したそうです。
39歳で独立してからも、あいさつや掃除を徹底することはもちろん、最初に気づいたことをすぐにやる、嫌なところこそ出かけていくなど、「そこまでするか」というところまで人を喜ばせることをぶれずにやり続けることで、厳しい競争を生き抜いてきたといいます。しかし、人は自分に甘くなりがちです。「他人に見てもらうことで磨かれる」ことに気づいた山﨑さんは、会社の朝礼を積極的に公開しています。若い素直な社員たちは、見学者の感想から新たな気づきを得て成長しているそうです。

※今回はカメラを忘れてしまい、画像無しです。申し訳ございません…